ビンテージランバー(グレー系のアメリカ古材)の魅力【大阪で古材リフォーム】
2020/07/31
ビンテージランバー(グレー系バーンウッド)の魅力【大阪で古材リフォーム】
前回のブログに登場したオールドランバーは、室内など太陽光の当たらない施工場所で経年変化して刻まれた、
荒い木肌とブラウン系の色合いが特徴のビンテージウッド(アメリカ古材)とご紹介しました。
今回はオールドランバーと共にビンテージウッドの看板商品である、ビンテージランバーをご紹介します。
ビンテージランバーはオールドランバーと同様に、アメリカから直輸入したバーン(工場や納屋など)の
解体によって出た壁材、床材、天井材などを利用した、バーンウッドの一種です。
中でもビンテージランバーは、建物外部(外壁や屋根など)で使われ、夏の強烈な日差しや冬の積雪に
数十年から長い物は100年近くも曝されたもの。建物内部で経年変化したオールドランバーと比べても
過酷な環境に置かれたことで、より深く経年の変化が刻まれ、またグレー系の色合いに変化しているのも特徴です。
解体されたバーンウッドは集積されたのちにコンテナに詰め込まれ、コンテナ船で北米を発ち大阪に入港。
そこでトラックに積み替えて倉庫(ブレットファクトリー)に搬入し、手作業にて選別して蔵置しています。
一度に大量に入荷するため、選別作業も大変な作業になりますが、この作業によって種類別のストック量を
把握したり、お客様のご要望に迅速に対応することが出来ます。
ビンテージランバーはしっかりと刻み込まれた深いテクスチャー(手触り感)とグレーの色合いが何よりの特徴。
何も手を加えない状態でも、建物を支える部材として長い年月を過ごした重みが伝わり、何時間でも眺めていられ
る様な、深い味わいが感じられます。
入荷する多くはグレー系の色合いですが、中には壁面が塗装された状態で経年したものも。
塗料の剥がれ具合も手伝って、無塗装材とはまた違った味わいがあります。
ただし、塗装込みで経年変化した材の入荷は数量が限られるため、かなりレアな存在です。
もちろん、ブレットジャパンでは無加工での販売と合わせて、加工のご依頼もお受けしています。
各種サンディングや塗装によって、無加工品とは違った表情を作り出したり、
中には経年で褪せてしまった魅力を、磨く(各種加工)ことで取り戻すようなケースも多くあります。
いずれにせよ、全て無垢材の為に2つと同じものが無いのも魅力の一つです。
最後はビンテージランバーの施工事例をご紹介します。
ビンテージランバーやオールドランバーなどの古材を採用して頂くにあたっては、もちろん
見た目の魅力が一番のポイントではありますが、実際の手触りも見た目の通り荒い物が多くあります。
下の施工事例のようなサインボードや店舗外壁などは、目に付きやすい場所である一方、
実際に人が手に触れるケースは多く無いので、無加工で素の魅力を活かすことが出来ます。
これらと違って下の事例のようなバーカウンターや店舗什器、棚板などでの使用の場合は、
人が直接触れる機会や衣服等が触れるケースも多く考えられます。
こういった用途での施工には、古材の表情を最大限に残しつつ、サンディングや塗装によって、
触れることによるトラブルを防止する事も出来ます。
ここまでご紹介したような風合いを纏うまでに、少なくとも数十年の年月がかかるビンテージランバーや
オールドランバーは、木造の建物自体が減少する一方で世界的な古材人気の高まりもあり、年を追うごとに
その希少性が高まってきています。
近年では印刷技術の向上もあり、プリントシート等の選択肢も増えてきていますが、やはり時間を掛けて
じっくりと変化を遂げた無垢材の魅力に勝るものはありません。
ご興味のある方は、是非一度ショールームで見て触れて、古材の魅力を感じてみてください。
見学のみでも大歓迎ですので、お気軽に!
(稀に不在のことがあります、ご来店前にお電話ください TEL:072-754-4160)